柔道整復師のレントゲン撮影

 

何気なくネットをみていたら

柔道整復師のレントゲン撮影が合法化の動き!医師の指示もいらず!

という記事を見つけました。

放射線技師ともきさんのブログより

https://housyasengishi.com/

(一部抜粋)

 

現在の日本で人体に対してレントゲン撮影を行えるのは医師、歯科医師、そして診療放射線技師の国家資格を持つ人だけですが、近い未来に柔道整復師もレントゲンが撮れるようになるかもしれません!?

第193回の国会に提出された法律改正案で「柔道整復師法の一部を改正する法律案」というのが提出され、内容としては柔道整復師もレントゲン撮影できるようにしよう!ということなのです。。。

実質的にレントゲン撮影を一括で担ってきた診療放射線技師にとっては他人事ではありません( ノД`)シクシク…

さらにビックリなのが柔道整復師の判断でエックス線撮影をできるということ!

診療放射線技師がエックス線撮影を行うには必ず医師の指示が必要なのです、、、

そりゃ技師自身が診断や整復をするわけではないので僕らが勝手に撮って良い訳はないんですが、履修科目から見て放射線に関する知識において“アマチュア”の柔道整復師が自由に撮れるというのはどうなのよ!?という感じ。

ただでさえ開業している柔道整復師の不正請求が問題になるなかで、レントゲンまで自由に与えてしまったら必要のない撮影が横行するのは目に見えています( ノД`)シクシク…

こんな事が進行していたなんて初めて知りました、議員立法なので成立の可能性は低いみたいですが、、、

しかし、技師でどれだけの人がこの事を知っているのでしょうか、技師会などで周知しないのは、ハナからこの法案が成立しないと分かっているからなのかもしれません。放射線技師の地位向上を担っている技師会があまり話題にしないのはなぜなのか疑問です。

まかり間違って、この法案が成立したら、確実に整形のクリニックなどでは技師の代わりに柔道整復師を雇うはずでしょう、レントゲン撮影とプラスαの仕事がこなせるのは貢献度が大きいと思います。レントゲンだけだったらいいのですが、整形領域の画像診断機器すべて撮影可能となれば、放射線技師の優位性は無くなり、技師を目指す人は減り換わりに柔道整復師を目指す人がふえるでしょう。最近トレンドの整形領域のエコーなんかは放射線じゃないので柔道整復師でも使えます、そのあたりから画像診断機器を扱う柔道整復師が増えるのではないでしょうか。

10年もしたら放射線技師の環境も変わっているでしょうね。

 

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