原発と火山 を読んで

草津の本白根山の噴火も記憶に新しいのですが、九州の火山と原発に特化した本があったので紹介します。

地球科学からの警告

原発と火山

須藤靖明 著

帯には、玄海・川内・伊方原発について考える

九州は火山島である。原発はそぐわない。

とある。

地球上の安定大陸は、カナダ、スカンジナビア、シベリア、アフリカ、南米、南極の限られた地域だけであり、それ以外の地域は変動する地域であり、特に日本はプレートが複数せめぎあっており、地球上の一大変動地域であるといえる。

特に、九州はプレートが急角度で沈み込んでいるらしく(ほぼ直角であり、東北のプレートは40度ぐらいの角度らしい)西からの圧力が大きいとの事である。地質学上不安定な土地である事は間違いなさそうである。

九州北部も、糸島半島の芥屋大門・呼子の七ツ釜・生月島の塩俵断層の玄武岩の節理などの火山活動の名残が残されている。

もしこれらの場所で、草津の本白根山や数年前に噴火した御嶽山のような想定外の噴火が起これば玄海原発はどうなるのだろうか。確率的に少ないかもしれないが、福島原発の事を思い出すと、想定外では済まされないように思う。

この本で印象的だったのは、火山の事だけでなく、著者の同級生の多くが(京都大学理学部で特に原子力分野を専攻した学生は優秀だったらしい)、通産省や電力会社や重電機関連会社にトップクラスで入社したが、数年後に離職して、私立高校の教師などに再就職したとの事である。当時から原子力村の大きな力が働いていたのかもしれない。

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