脱原発論

小林よしのりの「脱原発論」を読んだ、事実は事実として書いてあり、チェルノブイリの事故とのデータとの対比など、反原発に偏った内容ではなかったので信頼できると思った、判断するのは読む側なのであるが、個人的には小林氏と同意見で原発のメリットはないと思う。吉本隆明氏が「原発をやめてしまえば新たな核技術もその成果も何もなくなってしまう・・・」と言ったがそれを加味しても、リスクが大きすぎると思う。

事故があれば福島第一原発周辺の避難区域等、土地利用できない(住めない)リスク、被曝による健康障害のリスク、発電コストの高い原発を総括原価方式により電気料金に上乗せする経済的負担、廃炉(日本の原発は海沿いのため石棺にできない)の費用が福島の場合8兆円との試算が出たが(総括原価方式により電気料金に上乗せされるでしょう)そのリスク、使用済み核燃料(高レベルの場合ガラス個体化されるが表面で1500Sv/h、人間は20秒で100%死ぬレベル)がウラン鉱石並みのレベルに下がるのに10万年要するのであるが、それを子孫に残すリスク、などである。

盲点だったのが潜在的自爆核兵器(小林氏の弁)のリスクである、北朝鮮などは核を持つことで、相手の攻撃があれば核にて報復することで抑止力としているが、日本が相手の場合は通常ミサイルで原発を攻撃することにより核を持つのと同じ効果が得られるというわけである、日本の場合は相手国全てが核保有国なのであり安全保障上原発のリスクは大きいとおもった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA